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憧れのヒーロー


◆ヒーロー
皆さんは、憧れの存在ものはありますか? または、ありましたか?
 
スポーツ選手、女優、その他さまざまな人物や職業に憧れたことでしょう。
 
僕もいろいろありましたが、上位のものとして仮面ライダーがあります。
 
そんなの子供なら当たり前ですか? ・・・いえいえ、僕は今も憧れています。
 
今だってチャンスがあれば、仮面ライダーになる気まんまんですよぼかぁ。
変身して、悪い奴を倒し、さっそうと去る。

憧れの対象として、この図式以上の存在がそうそうありましょうや。
 
話を進める前に、ここで簡単に初代ライダーをご説明します(不要かもしれませんが)。
悪の組織・ショッカーに肉体改造手術を施されてしまった本郷武(ほんごう・たけし)。
彼は、ショッカーの手先としての洗脳手術を受ける前に組織から逃げ出すことに成功し、その力を使ってショッカーの怪人と戦っていく、というテレビシリーズです。

 
彼は人間ではなくなってしまった悲しみを背負いつつ、人々を守るために変身し戦っていく・・・。
 
いやあ、燃えます
(強要)
 
なんだか最近は、子供向け作品でさえ「敵にも言い分があるのでは」「戦いはよくない」というようなテーマを持っている作品があるようですが、それは応用編ということで、もっと大きくなってからでいいのではと僕は思います。
幼児期には「悪い奴にはライダーキックだぞ!」「泥棒はよくないぞ!」というシンプルで熱い正義感を学ぶことができれば充分なのではないでしょうかね。

 
悪の組織「ショッカー」「ゲルショッカー」「デストロン」「GOD」「ゲドン」・・・
それらに対抗する揺らぐことのない正義! そう、仮面ライダーは正義の象徴なのです。
何が正義かわからない、世の中はそんな単純なものではない・・・そう言う方もいらっしゃるでしょうが、ならばなおさら、想像上の存在である仮面ライダーに正義を託してみませんか?

 
迷ったとき、悪いことをしそうになったとき、「仮面ライダーならどうするだろう」と考えることは決して恥ずかしいことでも、無駄なことではない。僕は今でもそう考えています。
(悪さを全然したことがないわけじゃないですけどね。)

 
心の中から自分を見ていてくれる、仮面ライダーや尊敬する人たち。
それは正義感や道徳心と置き換えてもいいでしょう。

 
そして、理想のヒーローである彼らの何より素晴らしい点。
仮面ライダーは絶対的な正義でありながら、正義に酔いしれないこと
正義を口にすることでイザコザを生む人が多い世の中ですが、本当の正義に近道はありません。
改造手術でも大それた市民活動でもなく、例え小さくとも人に親切にできたときこそ、僕は仮面ライダーに近づいているはずです。

 
人間の「将来」というものがいつからなのかはわかりませんが、生きている限りは道の途中。
正義もまた、自認するものではなく目指し続けるもの。常に途上のものであります。

 
例え中年になっても、老人になっても笑いながらこう言いたいなあ。
 
「将来の夢は、仮面ライダーです」


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