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第4回 赤岩さんが語る電子メール2 CcとBccについて |
オス!赤岩だ。睡眠はしっかりとってるか?
日本の研究者がメリケンの睡眠学会誌に発表したところでは、7時間睡眠が一番長生きするそうだ。
4時間以下とか、10時間以上でも体にはよくないそうだ。
まあほどほどにしとけってことだな。
また、ある程度運動をして適度に負荷をかけたほうがより深く、良質な睡眠がとれるそうだ。
よく眠り、よく疲れをとるために運動。矛盾しているように聞こえるかもしれないが、重要らしいぞ。
今回は電子メールについてのその2だ。
前回はメールの設定やネチケットとやらに萎縮した、という話をしたので、実際に使い始めてからの話をしよう。
とりあえずメールを使えるようになった俺は、先にパソコンを使っていた友人にメッセージを送った。
「パソコン使い始めたぜー」とかたわいもない内容のやりとりだ。
しかし、友人たちとやりとりすると、それぞれのペースの違いに気が付いた。
すぐにパパッと返事してくる奴もいれば、何の返事もしてこない奴もいる。
この対応には結構気を使った。
わがままなもので、あんまりご丁寧に、頻繁にメールをいただいてもネタに困ってしまう。
そしてもちろん、なんの返事もないのは面白くない。
あまり返事のないやつとは、直接会ったときに
「あのさあ、こないだの○○のこと、俺のメール届いてる?」
「あー、来てた来てた。あれでオッケーだよ」
というやり取りになる。これじゃメールの意味がねえよな。
まあイヤなものは仕方がない。なかには露骨に「メールって面倒」と言う奴もいたから、そういう手合いには昔ながらの電話なりで連絡をすることにした。
そんなこんなで時が過ぎ、友人相手のメールにもなじんでくると、次の疑問がわいてきた。CCとかBCCってなんだ?
たしかあれだ、「別の人にも送ろう」ってときに使うんだよな、ってとこまでは知っていたが、それぞれの違いがわからん。
間違った使い方したら怒られそうだしな・・・と、しばらく使わなかったのを覚えてる。
あまりにも初歩的で、こんなことでつまずいた人は少ないかもしれないけどな。
でも、せっかく思い出したので、ここでCCとBCCについて書いておこうと思う。
誰かの役にたつかもしれない。
「Cc」
(シーシー)
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カーボンコピーの略だ。普段はそのままシーシーと言えばいい。
アウトルックで言うところの「宛先(To)」と違うのは、「そのメールの主対象ではない」と言ったところだ。
カーボンコピーという名前からして、カーボン紙で複製したもの、というところから来ているからな。
複数の人間が主対象なら、宛先に複数のアドレスを打ち込めばいい。
「念のため」「一応」というような相手ならCcだ。
Bccとの違いは
「宛先(To)と同様、送信先の全員にCcのアドレス・名前がわかってしまう」
ということだ。
だから、「○○さん宛てのメールです」「◆◆さんは一応読んでおいて」という意思を示すだけ。
受信者同士のアドレスを秘密や、送ったこと自体を秘密にしたければ、次に紹介するBccを使うことだ。
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Cc実用会話例 |
1、 |
「母さん!どうして俺のお見合い相手の写真、伯母さんにまでCcで送るんだよ!」
「え、だって、ヒロシの一生の問題じゃないか。みんなで相談したほうがいいと思って・・・」 |
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2、 |
「おい、なんで俺宛のメール、佐藤にもCcで送ってんだよ!俺のアドレスが知られちゃうだろうが!」
「あ、悪い・・・知られたらマズイの?」
「佐藤に金借りっぱなしで逃げてんだよ俺は!」 |
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「田中課長へのメール、山田さんにもCcで送っておきますね」 |
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「Bcc」
(ビーシーシー) |
英国放送教会、って、それはBBCだ。
・・・慣れない冗談は言うもんじゃないな。今、赤岩さん、とっても辛いぞ。
さて本題。ブラインド・カーボンコピーの略だ。普段はビーシーシーと言えばいい。
Ccとの違いは、Bccを送ったことも、そのアドレスも「宛先(To)」の送り先には知られないこと。
だから、たくさんの人間にメールを送るとき、全員をBccにすれば他人のアドレスを漏洩させることなく、不特定多数に送信できる。
AさんとBさんにメールを送りたい、でも彼ら同士は知り合いじゃないからアドレスを知られたくないだろう、というときに使うといい。
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Bcc実用会話例 |
1、 |
「なぜだ!Ccはやめさせたはずなのに、なぜ伯母さんがお見合い会場に!」
「ウフフ、実はBccで伯母さんにも送信していたのよ!」 |
気づけヒロシィーッ!
Bccで伯母さんにも送られているぞ! |
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2、 |
「社長さん・・・こんな関係、もう終わりにしましょう。」
「何?まさか、女房にバレたのは・・・」
「私がBccであなたへのメールを奥さんにも送ったの。
私・・・故郷に帰って小さなお店を開くことにするわ。それくらいは出してくれるわよね?
社長さんはともかく、奥さんや娘さんをこれ以上泣かせたくないわ。」 |
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よくある状況で実用例を出したのでわかってくれることと思う。
早い話、秘密ならBccだ。
ToやCcを間違って使うと、他人のメールアドレスを他の人に教えてしまうことになり、トラブルの元になることが多い。
気をつけてほしい。
インターネットなんかで個人情報が漏れやすくなっている今、神経質になっている人もいれば、あまりにも鈍感な人もいる。
ちょっとしたミスで人間関係を壊さないよう気をつけてくれ。
じゃあ、またな!
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