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第2回 赤岩さんが語るインターネット・初めてのネットサーフィン

 
オス!赤岩だ。暖かくなってきたな。
一年中動いている赤岩さんだけでなく、他のヘビも冬眠から覚めて活動する季節だ。
 
赤岩さんは無毒だが、毒ヘビには気をつけてな。毒ヘビに咬まれた場合、素人がどうこうできることは少ない。
だが慌てるな。マムシやハブなら、咬まれてから数時間しても死なない。落ち着かせて医者に連れて行くことだ。
傷口の周りを強く縛るのも、やりすぎると毒に加えて酸素欠乏症の恐れもあるから、適度にゆるめて血液を行き渡らせたほうがいいぞ。
 
さて、今回はネットサーフィンの話だな。
いまどき「ネットサーフィン」なんていうとちょっと前の言葉というか、恥ずかしいような気持ちになるのだが、「インターネット」と言ってしまうと範囲が広いからなあ。と言っても、一般的には「ネットする」と言えばいろんなホームページめぐって楽しむことを指すけどな。
 
でもまあ、自分がパソコンいじってないころは憧れたよ、ネットサーフィン。
著名人やタレントとかも「趣味:ネットサーフィン」なんて書いててな。ちょっとおしゃれなイメージがあったよ。
 
俺もネットを始めてみて、その便利さにハマった。検索というのが便利で便利で嬉しかったなあ。
今にしてみれば恥ずかしい話だが、本当に誰にも習わずにパソコンをいじっていたから、「こんなに便利なものが無料なのか?」とか警戒したくらいだ。
初めて見るネットの世界だったし、べらぼうな通信料を請求する悪徳業者なんかもあるって話だったから、知識のない俺はかなり警戒してたんだな。
 
実際、「変な請求がきた」とか「とんでもない接続料を請求された」とか言ってた知り合いはいたが、単に運がよかったのか、俺にはそういうのは来なかった。
俺はアダルトとかそういう類のコンテンツは見なかったので、もしそういうのが来ても「身に覚えがない」で一蹴する自信があったけどな。
まあ、アダルトサイトなんかでちょっとでも怪しいと思ったところはクリックしないほうがいいよ。
そういうのを見るのを止めはしないけどな。
 
でも、娘さんがいるお父さんとかは、それらを見た痕跡を消したいこともあるだろう。
赤岩さんもそういう質問をされることがよくあるので、履歴の消し方をここに書いておこう。
 
以下に書くのは、使っている人が最も多いブラウザ、インターネットエクスプローラーを使ってのやり方だ。
他のブラウザをあえて導入している人なんかは、俺に習わなくても大抵の方法は知っているだろうしな。
 
履歴の消し方
1、 インターネットエクスプローラーの上、「ツール」となっているところをクリック。
2、 そこの一番下、「インターネット オプション」となっているところをクリック。
3、 すると、左のような画面が出てくるはずなので、赤い丸で囲まれている「履歴のクリア」を押す。
4、 何日も履歴が残される設定自体を変えたければ、その横の「ページを履歴に保存する日数」というのを「0日」にしておけばオッケー。
パソコンを終了すれば、次の日には消えています。
 
これで、お父さんが見たあんなページやこんなページの記録は完全に消去された。
 
とどめに、消去後にプレジデント社だの経済産業省だのを開いてダミーの履歴を記録し、ブラウザの履歴を開いたままパソコンを終了すれば完璧だ。
あくる日、娘さんが必然的に履歴を見て「まあ、パパったら経済問題に熱心なのね」ときたもんだ。
たまにはここのトップページ、鈴木のぺーじを履歴に残すのも、「パパったら、こんなのを見るユーモアも備えてるのね」となるぞ。多分なると思う。なるんじゃないかな。まあちょと覚悟はしておけ。
 
とにかく、「変なところはクリックしない」「履歴はしっかり消す」という方法で、ネットサーフィンと円満な家庭を両立してほしいな。
ネットの世界は怖いところでもあるが、大抵の情報は手に入る非常に便利なものであり、それが本来の姿だ。
怖がらずに利用していきたい。
 
さて、ではインターネットがあれば情報収集は完璧かと言うと、もちろんそうでもない。インターネット上の情報には業者の宣伝や個人ページなどによるただの噂も多く含まれる。
また、スピードが命の世界だけに、きちんとしたサイトでも早まった情報が出される場合もある。
 
そんなときはどうするか?
矛盾した話に聞こえるかもしれないが、インターネットを利用するからこそ、ネットから離れての知人・友人が一層頼りになるわけだ。
難しいことじゃない。「こんなこと書いてあるけど、本当かな?」と聞ける知り合いがいるだけでいいんだ。
 
ネットは、膨大な情報量だが嘘も書いてある辞書のようなものだ。直接知っている人間の信頼性には敵わない。
 
しかもネット上は、つまらない表の情報もよりも、強烈で面白いウラの情報のほうが氾濫しているから、あんまり真面目に受け止めると世の中が嫌いになっちゃう。(ウラの告発が役に立つことも多いが、まあそれは別の話だ)
 
そういえば、赤岩さんのお世話になっている人も
「今は情報が簡単に手に入るから、経験がなくても表面だけの知識は装える。子供にしてみれば、大人が馬鹿に見えてしまうのだろう。子供にも大人にも不幸なことだ」と言ってたよ。
 
ネットに氾濫している情報なんて無責任なものだ。自分に何かあった時に心配してくれるのも、迷惑をかけてしまうのも直接の知人だけだもんな。
情報を確認するのも生かすのもリアルの世界だ。身近な人は大切にしたい。
 

といっても、教えかたが非常にキビシー人も多いしな。もし困ったことがあったら、赤岩さん宛てにメールで相談してくれてもいいぞ。大したことは知らないが、優しさだけはまあまあだ。
俺だってネットを隔てた者であり、リアルの知人ではないが、たくさんある参考情報の一つにはなるかもよ。
パソコンを始めたばかりの人なんかを、一人でも助けられれば嬉しい。
 
偉そうなことを言ったが、俺もいろいろ困ったことだらけだった。そこらへんの困った体験については、今後ちょっとずつ紹介していけることと思う。
じゃあ、またな!

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